Googleアドセンスを始めるうえで越えなければいけないハードルがGoogleアドセンスの審査です。
これに合格しないと自分のサイトに広告を張ることができません。
一昔前は適当な日記の記事でも合格していたようですが、もはや昔の話。
今はそれなりにちゃんとしたサイトでちゃんとした記事じゃないと合格できません。
…といってもそこまで身構えなくて大丈夫!
文章が上手いか下手か、というよりも合格するポイントを抑えた記事をサイトに入れているか、がポイントです。
そして、不合格になっているサイトではこれらのポイントを全然意識してないことが多いです。
少なくともあなたはその人たちと違って、合格するためのポイントを調べた。
それだけで有利になってます!
少し長くなってしまいますが、2018年度現在で合格するためのポイントと言われているものを一つずつ僕なりに解説しているので、参考にしてみてください。
Contents
Googleアドセンス審査のために最低限必要なものは?
そもそもGoogleアドセンスの審査に出すために最低限必要なものを紹介します。
これらを揃えないと審査に出せないし、出せてもほぼ無条件で落ちます。
・Googleアカウント
・独自ドメインで作ったサイト
・プライバシーポリシー
・運営者情報
・記事
アドセンス審査にはGoogleアカウントと独自ドメインで作ったサイトが必須です。
Googleアカウントは無料でサクッと作れるのでともかく、独自ドメインで作ったサイトは意外と知らない人が多いです。
アメブロやライブドアブログのような無料のブログではなく、自分でサーバーを借りてドメインを取得して作ったサイトじゃないと審査できません。
無料ブログの中でもBloggerというブログならアドセンス審査できますが、その後他のサイトで使えないなど制限があります。
なので、Bloggerも使わずに独自ドメインで作ったサイトで審査に出しましょう。
Googleアカウントとサイトがあれば審査には出せます。
が、プライバシーポリシー・運営者情報、そして中身の記事がなければ、出しても意味がないです。
最低限これらを入れてからです。
記事の内容や記事数についてはこの後解説します。
Googleアドセンスの審査に合格するためのポイント
まず大前提として、Googleアドセンスに合格するポイントはGoogleさんの中の人しか知ることができません。
合格するためのヒントは公表されていますが、「こうしたら絶対合格!」というようなものはありません。
それでもネットで出ている情報も含め、合格するために「これが必要なんじゃないか?」というものはあります。
それらの情報を一つずつ解説します。
1.記事数
ネットの体験談を見ていると、10記事程度で合格できた人もいれば、30記事で合格できた人もいます。
ちなみに僕は記事数だけなら90記事以上でやっと合格しました(笑)
10記事程度の合格体験談もありますが、それだと場合によっては『不十分なコンテンツ』で落とされる場合もあります。
ボリューム的には30記事以上用意してから申請したほうがより通りやすいです。
2.文字数
記事数と同様、1記事当たりの文字数も大事になってきます。
私は1記事1,500文字を目安に記事を作りました。
他の方の合格した体験談を見ても、1,000文字以上はあったほうがいいですね。
3.記事内容
記事内容は『独自のコンテンツ』が必要と言われています。
なので、最低限他のサイトからのコピペとかパクリは絶対ダメです。
そのうえで、誰かが読んで「役に立った」「助かった」と思える内容を書くようにするのがポイントです。
例えばあなたがドライフラワーを作って、それを記事にするとします。このとき。
「ドライフラワーを作ったけど難しかった。でも娘が喜んでくれてよかった」
「ドライフラワーを作った時の作り方の手順はコレ。必要な道具はコレ。難しいポイントと楽に作るコツ。これで私の娘ちゃんも喜んでくれたので、特に女の子のお子さんを持つ人にはおススメです!」
二つの良い例と悪い例の違いがわかるでしょうか?
上の悪い例ではドライフラワーを作ろうと思う人がアクセスしても役に立つ情報はないですよね。ただの感想になっちゃってます。
でも下の良い例なら、これからドライフラワーを作ってみようと思う人に対して役立つ情報が入っています。
同じ自分が体験したことでも誰かが読んで役に立つ記事を書くといいですね。
3.1 見出しにも気を遣う
タイトルは最低限何について書かれている記事かわかるようにするのが大事です。
先ほどの例を出すと『5月9日 ドライフラワー作成』。これだとNGです。
これではドライフラワーのことが書いてあるのはわかりますが、それ以外はわかりません。
『ドライフラワーを簡単に作る方法!鮮やかで色あせないコツ』みたいなタイトル見出しのほうが一目で何の記事かわかっていいですね。
これはアドセンス審査だけでなく、そのあとアドセンスで稼ぐ時にも大事な考えです。
3.2 段落、改行もそれなりに気を遣う
タイトルほど大事ではありませんが、段落や改行も大事です。
段落とは見出しです。
この『Googleアドセンス審査2018年版。審査期間と通らない時の確認ポイント』の記事の冒頭にも目次がありますが、これらはすべて段落です。
段落はどこで入れればいいか迷っちゃうこともあると思いますが、正解はないので話題が変わるタイミングなどを自分で考えながら入れてみてください。
また、改行も適度に。
私は基本的に一つの文章か二つの文章(。を打つところ)で改行してます。
3.3 NGな内容、言葉に気を付ける
Googleアドセンスを利用する際には禁止コンテンツの内容を書かないように気を付ける必要があります。
アダルトや犯罪はわかりやすいと思うのですが、お酒(アルコール)やヘルスケアに関することも禁止コンテンツになるので注意が必要です。
また、芸能人などの個人を扱うような話題、お店の批判などのネガティブな話題、宗教や政治に関連する話題などもNGです。
4.カテゴリー・タグ
意外と見落としがちながら大事なポイントがカテゴリーです。
カテゴリーとは何の話題か、ということ。
『クリスマス』とか『家事』とか『勉強法』とかです。
カテゴリーは必ず設定しておきましょう。
カテゴリーの中で『未分類』のものがある場合は必ず全て何らかのカテゴリーに入れるようにして、未分類を作らないようにしましょう。
合格する人の傾向として、ある程度特化しているサイト(に見えたほう)が合格しやすいです。
そのため1つのカテゴリーには5つ以上記事を入れて「こういう系の話に集中したサイトでっせ~」とアピールしたほうが通りやすいです。
タグはカテゴリーのさらに細かい分類。
『クリスマス』がカテゴリーなら『クリスマスプレゼント』『クリスマスディナー』がタグです。
ですが、タグは無理に作らなくても大丈夫です。
というか僕作ってません。(当時はタグの作り方を知らなかったので。。。)
5.更新頻度
基本的には毎日更新していたほうがGoogleさんへのアピールになります。
間を開けてしまうとしても、一定間隔(1日おきとか)で「自分は合格した後もちゃんとサイトを作る人ですよ」とアピールしたほうがいいですね。
6.運営期間
ネット上では2週間で取った人もいます。
が、基本的には30日間(1か月)くらいの運営期間があるサイトで申請したほうがいいです。
少なくとも30日間おけば運営期間を理由に落とされることはないでしょう。
7.アクセス数
アクセス数は正直あまり関係ないように思います。
1日10pvもあれば十分です。
それ以下でも合格できます。
8.画像・動画
画像はたくさん使う必要はないですが、記事のアイキャッチ画像くらいは入れた方がいいのではないかと思います。
特にワードプレスのテンプレートによっては、アイキャッチ画像を入れないと「No image」になってしまうものもあります。
これだと評価が低くなってしまいます。
写真素材を提供しているサイトからのフリー素材で大丈夫です。
(グーグル画像検索などから無断で持ってくるのはNGです)
僕も合格時には全ての記事でアイキャッチ画像を入れて合格しました。
自分で写真を使ってもいいですが、その場合は著作権や肖像権などに注意が必要になります。
例えば旅行に行った先で撮った写真も他の人が映り込んでいたらNGになっちゃうことも。
自分で取る写真を使うなら『作り方』系の写真に絞るか、青空の写真とか『The・無難!』なチョイスにすることをおススメします。
また、動画はあまり入れないほうがいいです。
Youtubeなどの動画サイトは権利的にNGなものも結構多いからです。
9.プライバシーポリシー
冒頭でも紹介しましたが必須です。
例文は「アドセンス プライバシーポリシー 例文」でググるとたくさん出てくるので、好きなものを選んで書き換えればOKです。
なお、当サイトにもプライバシーポリシーがありますが、このプライバシーポリシーはアドセンスに関する記述がないものになります。
(当サイトはアドセンス広告を貼っていないため)
お気を付けください。
10.運営者情報
基本的に名前とメールアドレスを載せます。
プラスしてサイトの紹介や自己紹介をするといいですね。
11.お問い合わせ
必須ではありませんが、用意しておいたほうがいいでしょう。
僕も用意しました。
お問い合わせページはWordpressのプラグインを使えばめちゃくちゃ簡単にできます。
WordPressを使う上でとりあえず入れておきたいプラグイン
12.サイトマップ
Search Console用のサイトマップ、ユーザーが見る用のサイトマップ。
両方用意しておいたほうがいいですね。
それぞれの作り方はコチラのサーチコンソールの登録方法にて解説しています。
サーチコンソールの登録方法とサイトマップ登録方法
13.グローバルメニュー
僕の場合、合格したときのグローバルメニューは
・トップメニュー
・サイトマップ
・お問い合わせ
・運営者情報
・プライバシーポリシー
でした。
また、サイドメニューは
・カテゴリー
・検索ボックス
・最近の投稿
・よく読まれている記事
でした。
僕の場合『クリックした先で中身が少なくならないよう気を付ける』ことを意識してました。
なので、カレンダーやアーカイブは外しました。
(〇月×日をクリックした先で出てくるのが1記事だけで中身が少なくなるから)
また、ワードプレスでは最初からメタ情報がサイドメニューにあることが多いですが、これは外しておいたほうがいいです。
見た目にもダサいし。
14.他サイトへの引用リンクと内部リンク
僕がアドセンス審査をしたときは「外部リンクなど記事内にリンクを貼らないほうがいい」という説が有力だったのでほとんど貼りませんでしたし、それで合格はしました。
ちなみに何でその説が有力だったかというとアドセンスポリシーの中の『クリック誘導』に当てはまる可能性があると言われたためです。
ただ、最近は『しっかりした裏付けになったり、ユーザーが便利ならリンクは貼ったほうがいい』に変わってます。
何かの公式サイトなどであれば、リンクを貼るのはOKです。
内部リンク(サイト内のリンク)も同様です。
例えば、ハンバーグの作り方の記事で『付け合わせのクレソンの茹で方もぜひ!』とあるほうがユーザーには親切ですし、アドセンスの評価も高いということです。
14.1 ただし、アフィリ広告も含め商品・サービス系は避ける
ただし、リンク先がアフィリエイトリンクになっていたり、アフィリエイトリンクじゃなくても商品やサービスを購入するようなページはやめておいたほうがいいです。
例えば、「子供が食べやすいのはやっぱりお星さまカレーですね☆」
⇒アマゾンのお星さまカレーリンク
これは止めといたほうがいいということです。
僕が合格したときの決め手になったのは”オリジナルコンテンツ”でした
ここまで合格するための”条件”的な要素を紹介してきました。
30記事、1500文字…などなど数字で判断できる要素ですね。
ですが、実はこれらをクリアしても合格できない場合があります。
というか僕がそうでした。
僕のアドセンス実践記を読んでいただくとわかりますが、僕は3か月、100記事、全部1,500文字でも審査に通過できませんでしたから。
そんな私が合格する前にやったことで決め手になったのは“オリジナルコンテンツ”を意識したことです。
例えば先ほど例に出したドライフラワーなら作り方の解説だけじゃなく、
“どんなところが難しいと思ったか”
“作った後どんな感想を抱いたのか”
“自分の娘は何と言って喜んでくれたのか”などなど感情や感想を入れると、その人ならではの記事になりますよね。
このように“自分だったら”という視線を入れたことによって、それまで何度も通らなかったアドセンス審査に合格することができました。
アドセンス審査に落ちている人のサイトで一見中身が充実しているように見えるのに通らない人はこの”個人感”が薄れてることが多いです。
是非意識してみてください。
Googleアドセンスの審査期間はバラバラ
Googleアドセンスに審査申請をしてから結果が返ってくるまでの時間はバラバラです。
その日のうちに結果が来ることもあれば、1週間以上待つこともあります。
人によっては2週間以上結果が返ってこないことも。。。
ただ、傾向として合格する場合は早めに結果が返ってくる人が多いですね。
僕も合格した日はその日のうちに返事がきました。
逆に待たされる時は大体あまり良くない返事が返って来ている人が多いです。
とはいえ、一度申請したらこれまでと変わらず記事を投稿し続けて結果が返ってくることを待つ以外に出来ることはありません。
ドキドキする時間が長引くのは大変ですが、待ちましょう。
アドセンス審査に落ちてしまったら…
アドセンス審査に残念ながら落ちてしまうこともあります。
僕も6回落ちているので、落ちたときのショックはよくわかります。
が、ここで諦めてしまうとアドセンスで稼ぐことはできません。
次にチャレンジするときのために落ちた時に来るメールの内容を解説しておきます。
『ポリシーに準拠していないサイト』は幅が広すぎて原因を特定できない
アドセンスに落ちると、申請したアドレス宛に不合格通知と落ちた原因が書かれたメールが届きます。
ただ、この原因に関してはハッキリしたことは書かれません。
中でも多いのが『ポリシーに準拠していない』という理由。
これは先ほど紹介した禁止コンテンツなどに触れているとかそういう意味ではなく(その場合もあるけど)何かが引っかかっているということです。
僕も6回連続でこの理由で通知が来ました。
正直、これは一つ一つ上で紹介したチェック事項を確認しながら抜け漏れがないか探して、ないようであればサイトを充実させて再申請するしかないです。
『不十分なコンテンツ』の場合は記事数が足りてないか、ボリュームが少ないページがどこかにあることが多い
もう1つ。
不十分なコンテンツを理由に落とされる場合があります。
この場合は記事数が足りてないか、サイトのどこかにボリュームが少ないページがある場合が多いです。
ボリュームが少ないページというのは先ほど紹介した文字数のほかにも、カテゴリーページをクリックしたら1記事しか入ってないとか、ってことです。
審査に落ちたら2週間以上開けたほうがいい、は本当か?
一度審査に落ちてしまうと、連続で申請しても自動で落とされてしまうので、2週間以上は期間を開けたほうがいい、と言われます。
自動で落とされてしまうかどうかはともかくとして、落ちた瞬間にもう一度申請しても、指摘された原因がまだあるのであれば再び落ちるでしょう。
少なくとも自分なりにどこか変えた状態(あるいは新しい記事を投稿した状態)で申請しないとあまり意味がないですね。
ただ、僕自身は落ちてから4日後に申請して合格したので、2週間以上開けたほうがいいか?については「そんなこともないんじゃない?」ってスタンスです。
アドセンス合格のためのポイントまとめ
『こんな短い期間で少ない記事数で合格できたぜイェーイ!』みたいな体験談を読むと「なんで俺は合格できないんだ…?」となってしまいがちです。
が、そうした『最低限の条件』は頭の片隅に入れておいて、出来るだけ『十分な条件』に近づけるようにしていったほうが合格に近づきます。
それに何もかも条件ギリギリみたいな状態で出すと、落ちた場合に原因が特定できません。
でも、例えば30記事で1,500文字以上のブログで申請すれば、それ以外の原因で落ちたことがわかります。
そうして一つずつ落ちた原因を潰していくのも大事です。
アドセンスで大きな踏ん張りどころの一つです。
負けずに頑張りましょう!