僕は今でこそアドセンスをメインに、商品を売るサイトアフィリエイトもちょこちょこと展開しています。
が、実はアドセンスを始めるまではむしろサイトアフィリエイト100%でやっていた時期がありました。
なぜサイトアフィリエイトから始めたかというと、僕がアフィリエイトを始めた当初はアドセンス系のアフィリエイトって全然主流じゃなかったからです。
選択肢として「物をうるか(物販アフィリエイト)、情報を売るか(情報商材アフィリエイト)」くらいしかなかったのですね。
あ、あと「ア〇ルト」もありましたが(笑)
(ちなみにア〇ルトも少しやりました(笑))
ですが、僕はサイトアフィリエイトで全然うまくいかなかったんですね。
とにかく全く稼げる気配がない。
そしてそれ以上に辛かったのが嘘を書いていたこと。
アフィリエイトで売れるためなら思ってもないことを平然と書く。
これでやっているうちに心が折れてしまいました。
僕の中でもかなりの黒歴史ですが、同じように苦しんでいる人の参考になればと思いお伝えいたします。
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僕がやっていた物販アフィリエイトの手法
僕がやっていた物販アフィリエイトの手法というのは、売れそうな商品を決めて、その商品に関する簡単なサイトを作るという方法です。
そして、そのサイトの中には1~5ページくらいのコンテンツを入れます。
例えば。
選んだ商品:ダイソンの掃除機
ページ1:ダイソン掃除機を安く買える場所はここ!
ページ2:ダイソン掃除機のメリット・デメリット!
ページ3:ダイソン掃除機の良い口コミ・悪い口コミ
ページ4:ダイソン掃除機のよくある質問
…みたいな感じで。
こういうサイトを何個も何個も作るわけですね。
当然作ったサイトのすべてが当たるわけではありません。
1割当たればいいほうです。
その当たった1割をより力を入れて伸ばしていく、という感じでした。
手法としてはこういうサイトを200から300個作れば必ず稼げる!といわれていました。
サイトを100個作った時点で心が折れる
僕は頑張ってサイトを100個作りました。
が、そこで心が「ポキッ」と折れました。
いや、正確に言うと40個くらい作った時点でもうほとんど折れてました。
200から300作って成果が出ると言われるなかで100個作って挫折するのは甘えかもしれませんが、実際成果が出るかどうかわからない状態で200も300も作れる人っているのでしょうか。
実際この時作ったサイトは本当に1円も売れることなく終わってしまいました。
もっと辛いのは嘘の商品レビューを書くこと
売れないのはもちろん辛いことです。
でもなにより僕が最も辛かったのは、自分が思ってないことをさも思っているように偽ってアフィリエイトをすることです。
そうして僕は何の役にも立たないゴミサイトを作り出していたのです。
100サイト作った時点で「毎日毎日一生懸命やって僕がやってるのはゴミ作りだ」と気づいた時点でもうそれ以上キーボードを叩けなくなってしまいました。
買ってもない商品を売れそうだからと適当にメリット・デメリットとか書いて全く薄っぺらいサイトばかり。
公式ページや口コミなどから適当にそれらしい言葉や文章を探してきて、さも自分の言葉のように書く。
なんかもう半分詐欺みたいな感じです。
実際、もっとやりすぎていたら詐欺罪とか景品法に引っかかっていてもおかしくなかったと思います。
自分が読み手だったら、読みたくない文章ばかりでした。
でも「こういう風に書いたら売れる」といわれたからただやっている状態です。
これはもう心が耐えられなかったです。
お金が入れば何だっていいと割り切って考えられる人ばかりではない
僕は決してこういう手法を非難しているわけではありません。
量産型のアフィリエイトも手法の一つだし、現にそれで成果を上げている人だっているわけですから。
でも、こうして自分を偽ってアフィリエイトを続けることに心苦しくなってしまう人だっています。
アフィリエイトって金銭的な自由を得るためにやるのはもちろんですが、その代償として精神的に不自由になったらトータルであんまり幸せじゃないですよね。
少なくともやるたびに良心が痛む仕事、将来自分の子供に見られたら恥ずかしい仕事はしたくないです。
もしあなたもかつての僕と同じようなアフィリエイトをしていて、あまりにも心苦しいと思ったら無理せず他の道を探ってみてほしいです。
僕はアドセンス推しですが、別に無理にアドセンスじゃなくたって構いません。
補足:商品を買わないアフィリエイトが悪いと言ってるわけじゃないよ!
一応、念のため補足をしておきますが、物販アフィリエイトを否定しているわけでもなく、商品を買わないアフィリエイトを悪いと言ってるわけじゃないです。
例えば格安スマホのショップを紹介するアフィリエイトをするとして、公式サイトの情報や口コミを整理しつつ、「通信速度だったらA社、価格だったらB社がいいですね」とやるのはいいです。
でも、そうした公平な目線抜きにA社を紹介したほうが自分の手元にお金がたくさん入るから「迷ったらとにかくA社!A社を選ばないとかセンスなし!A社A社A社!」となってしまうと僕が言う「心苦しい」状態になっちゃうってことです。
僕が記事を書く際にアドセンスでも物販でも持っている感覚なんですが、「自分が知りたい情報をまとめたメモをついでにネットに公開する」という感覚で発信する感じにすると良いですね。
自分が「スマホどれにしようかな~?」って調べるときにA社のいい所もB社のいい所もあるのに、わざわざ自分でA社だけに都合の良い情報とか書かないですよね?
物を売るアフィリエイトも書き方一つです。
…ということもアドセンスをやって初めて気づいたんですけどね。。
まとめ:アフィリエイトの『楽』と『大変』を履き違えるな
アフィリエイトは決して楽ではないです。
「楽して稼げる!」系の話も多いですが、稼いでいる人はみんなそれなりに頑張ってます。
もちろん僕も。
ただ、その「楽ではない」の中にはサイトを利用する人が読みたい記事や見てくれやすいキーワード、相手の心に少しでも残る文章を考えるのが「楽ではない」ってことです。
やるたびに良心が痛むという意味での楽ではないとは意味合いが全く違います。
「ああしようか、こうしようか」と悩むのはいいですが、「本当にこんなことやっていていいんだろうか」と悩むのは違います。
自分を偽ることだけはやめたほうがいいです。